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授業を終えて:福岡教育大学非常勤講師

  • 4月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2 日前

福岡教育大学の溶接室
福岡教育大学の溶接室

昨秋より、母校である福岡教育大学で非常勤講師を務めています。


学生時代、恩師の元で友人たちと切磋琢磨したキャンパスは、私の創作活動の原点。こうして教える立場になって戻って来れることに深いご縁を感じるとともに、お声がけくださった千本木直行先生には感謝の念に堪えません。担当しているのは彫刻の基礎を教える実習型の講義です。前半は紙や竹ひごを用いた立体構成、後半は鉄の彫刻制作に取り組みました。


紙による構成
紙による構成
線による構成
線による構成
面による構成
面による構成

溶接室に火を灯す


鉄の作品制作にあたり、まずは授業準備として溶接室の片付けから着手しました。 ここは恩師である阿部守先生がかつて管理し、仕事場として活用されていた場所。私自身も学生時代、ここで先生のご指導を仰いだ思い出深い場所です。


この溶接室での制作がきっかけで、私は卒業後に鉄工所へ10年勤めることになり、今のアーティストとしての活動にも繋がっています。しかし、先生が退官された後は利用する人もおらず、長年放置された状態にありました。この一年、片付けや道具の整備を行いながら授業の準備を進めてきました。その間に昨年は2度の海外出張も重なり、気がつけば後期の全日程を走り抜けてしまいました。


ガス溶接による鉄の彫刻制作|Iron Sculpture Fabrication with Gas Welding
ガス溶接による鉄の彫刻制作|Iron Sculpture Fabrication with Gas Welding
屋外制作|Outdoor Studio Work
屋外制作|Outdoor Studio Work

かつての自分と同じように、真っ直ぐな視線で素材に挑む学生たちの姿を見ていると、教える立場でありながら、私の方が「形を作るとはどういうことか」を改めて教わっているような、そんな濃密な時間となりました。


「溶接室に火が入って、ハンマーの音が聞こえるとワクワクするね」という先生方の声もあり、少しずつですが教育の現場に恩返しができている喜びを感じています。作家として積み上げてきた経験が、母校の後輩たちの学びの一助になっていれば嬉しい限りです。


おかげさまで、2026年度も引き続き教壇に立たせていただくことになりました。 新年度はさらに深く、学生たちと表現の面白さを探求していきたいと考えています。ひとまずは、感謝に満ちた半年間に区切りをつけて。 今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。


完成した作品たち|The Finished Sculptures
完成した作品たち|The Finished Sculptures
講評会の様子
講評会の様子

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